さつまいもご飯
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サツマイモがおいしい季節になりました。サツマイモはビタミンCのほか、体内の余分なナトリウムを排出するカリウムも豊富です。
甘いサツマイモを炊き込んだご飯は、わが家の定番。土鍋のふたを開ける瞬間のワクワク感がたまりません。家族が茶の間に集まり、食卓を囲んだ少女時代を懐かしく思い出します。土鍋は手軽に煮炊きできる上、保温性が高いので昭和30~40年代は、今より、ずっと出番が多かったかもしれません。
祖母は余ったサツマイモご飯を、おにぎりにし、翌日はフライパンでバター焼きにしてくれました。焦げ目にしょうゆを垂らすと格別です。ありきたりのものでも一工夫し、おいしく食べさせてくれた祖母や母の愛情が身に染みます。
【さつまいもご飯】
米 2合
サツマイモ 中1本
(250~300㌘)
だし昆布 7㌢
水 390cc
酒 10cc
塩 小さじ1
黒ごま 適量
〈作り方〉
- サツマイモは、よく洗って皮付きのまま、いちょう切りにする。
- 米を研ぎ、水を切って土鍋に入れ、分量の水を加え20分浸水する。
- ②に塩、酒を加えて、だし昆布を入れ、その上にサツマイモを載せる。
- ふたを閉め、中強火で約12分(ふたの穴から蒸気が勢いよく出て1分が目安)炊く。火を止めて20分蒸らす。
- ふたを開け、昆布を取り出し、黒ごまをかける。
※土鍋は、ふたが重く、中ふた付きのもののほうが、おいしく炊けます。
提供:盛岡タイムス