帆立の炊き込みご飯
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秋が深まってきました。今回は三陸の海の幸の代表格であるホタテを炊き込みご飯で楽しみます。ホタテ本来のうま味と香りが引き立つよう余分な調味料は控え、だし汁で上品に仕上げました。薬味のミョウガや大葉は見た目も美しく一層、食欲をそそります。代わりにショウガや青ネギを添えてもいいでしょう。
米と相性のいい土鍋で、ご飯を炊くと、簡単に、しかも驚くほど、おいしく仕上がります。食卓で土鍋のふたを取った瞬間の湯気や香りは、季節感と同時に、幸せな気持ちも運んでくれます。この感覚を味あわせたくて、わが家では何度も炊き込みご飯を作りました。小さかった子どもたちが食卓を囲み、競うように、ご飯を盛っていた姿を思い出します。
【帆立の炊き込みご飯】
〈材料〉 2~3人分
白米 2合
ホタテ(刺身用) 3個
大葉 6枚
ミョウガ 1個
だし汁 370cc
塩 少々
白ごま 適量
〈作り方〉
- といで水気を切った米とだし汁を土鍋に入れ20分、浸す。
- ホタテは黒い部分は除き、貝柱は横半分に、ひもの部分は適当な大きさに切る。
- 大葉は荒みじん切り、ミョウガは細かく刻む。
- ①に塩を加え、よく混ぜる。ホタテをのせ、土鍋のふたを閉める。
- 中強火で約12分炊く(ふたの穴から蒸気が勢いよく出るようになってから1分が目安)。火を止めて20分蒸らす。
- 土鍋のふたを取り、ホタテを崩すようによくかき混ぜる。大葉、ミョウガを飾り、白ごまを振って出来上がり。
※土鍋は、ふたが重く、中ふた付きのもののほうが、おいしく炊けます。
提供:盛岡タイムス