サケの南蛮漬け
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サケは良質なたんぱく質が豊富。脂肪には血液の流れを良くするDHA(ドコサヘキサエン酸)なども含まれています。身の赤い色はアスタキサンチンによるもので、体の中で有害な活性酸素を除去する働きがあります。おいしい上に健康にも良い食材です。
母が父のためにアジの南蛮漬けを作っていたことを思い出し、旬の秋サケで試してみました。皮と身の間にはコラーゲンがたっぷり。かたくり粉をまぶして焼くのでうまみが逃げず、揚げるより低カロリーです。オリーブ油をよく熱し、皮がカリカリになるまで焼くのがこつ。香ばしさが増し、身も軟らかく仕上がります。爽やかな風味のしょうがご飯を添えました。
秋サケは岩手が全国に誇るべき優れた地産食材。和洋にアレンジし、たくさん味わいたいものです。
【サケの南蛮漬け】
〈材料〉3~4人分
生サケ 4切れ
塩、コショウ 少々
かたくり粉 適量
オリーブ油 60㏄
タマネギ(小) 1個
※漬けだれ
しょうゆ 大さじ4
水 大さじ4
みりん 大さじ4
赤唐辛子 1本
※タルタルソース
らっきょう 2個
ゆで卵 1個
マヨネーズ 大さじ3
〈作り方〉
- 生サケの切り身は、3等分にして塩、コショウで下味を付ける。両面にかたくり粉をまぶす。
- タマネギは薄切りにする。
- フライパンにオリーブ油を熱し、煙が立つまでよく温める。①のサケを皮目から中火で焼く。皮がカリカリになるまで焼き、焼けたら裏返して約1分。表面の片栗粉がなくなってきたら火を止める。
- たれの材料を合わせて鍋に入れて混ぜ、②のタマネギを入れる。鍋を火にかけ、沸騰したら止める。
- ④に③のサケを入れて一晩漬ける。赤唐辛子は30分漬けたら取り出す。
- らっきょうとゆで卵をみじん切りにし、マヨネーズと合わせてタルタルソースを作る。サケを食べる直前にかける。
【しょうがご飯】
〈材料〉3~4人分
米 2合
ショウガ 適量
水 360㏄
こぶ茶 大さじ1
〈作り方〉
- 米は洗って水を切り、炊飯器の釜に入れておく。
- ショウガを好みで千切り、またはすり下ろし、米の上に入れる。
- 鍋に水とこぶ茶を入れて沸騰させ、②に加えて早炊きする。
提供:盛岡タイムス