ごぼうのごま酢あえ
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3年ぶりに行動制限のなかった年末年始。久しぶりに家族や親戚が集まり、年越し料理やおせち料理を味わったご家庭も多いことでしょう。
お煮しめやきんぴら、たたきごぼう…お正月料理の隠れた主役ともいえるゴボウを使った、一品料理をご紹介します。
食材はゴボウ1本で、調味料をあえるだけ。簡単で、お財布にも優しいメニュー。朝食や弁当のおかずにもぴったりです。
ゴボウは地に根を張る様子から、家の繁栄に縁起がよいとされる食材です。
年末年始の料理に欠かせない根野菜は、比較的価格が安定しているため手に入れやすく、正月を前に買い込んだ方も少なくないのでは。正月、小正月を経て、余分になったゴボウを使ってもよいでしょう。
お料理のポイントは、ゆでたゴボウが熱いうちに、しょうゆ少々を振ってゴボウに風味を付けること。ごま酢のあえごろもがなじみ、
味にまとまりが出ます。
ゴボウは、やや食感を残す程度に軟らかく煮るとよいでしょう。煮汁に酢を加えることでゴボウの変色を防ぎ、お料理の色味もよくなります。
今回は市販の黒すりごまを使いましたが、黒ゴマをすり鉢ですって使用するとより風味が増します。ご家庭で工夫してみてください。
【ごぼうのごま酢あえ】
〈材料〉
ゴボウ 1本
◎あえごろも
黒すりごま 大さじ3
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ1と2分の1
酢 小さじ2
〈作り方〉
① ゴボウは皮を包丁でこそげて、5㌢の長さに切る。ゴボウが太い場合は、半分に切ると食べやすい。
② 熱湯に塩、酢各少々を加えて①を入れ、軟らかくなるまでゆでる。ざるに取って水気を切ったら、熱いうちにしょうゆ少々(分量外)を振っておく。
③ 黒すりごまに分量の調味料とゴボウのゆで汁少々を加え、さらにすり混ぜる。
④ ③ に② のゴボウを加えてあえ、器に盛る。