彩りピンチョス
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12月に入り、いよいよ冬本番。師走を迎えて慌ただしい中でも、短時間で作ることができ、見た目も楽しいお料理をご紹介します。
「ピンチョス」は、小さく切ったパンの上に少量の食べものを載せて、串に刺した料理です。ピンチョスはスペイン語で「串」を意味するピンチョの複数形。日本でも軽食やおつまみ、食卓をにぎやかにしてくれる手軽な料理として
人気があります。
アボカドは濃厚な味わいで、レモンやクリームチーズとの相性もいいでしょう。健康や美容に良いとされるカリウムやビタミンE、食物繊維などが含まれ、「森のバター」と呼ばれるほど栄養価の高い果実でもあります。
クリスマスや年末年始が近いことから、今回はトッピングに缶詰のカニを使いましたが、普段の食事ではツナやサーモンに代えてもおいしいです。
「ディル」は香草の一つで、スーパーで手に入りますが、代用する場合はバジルやミントではなく、イタリアンパセリかパセリがよいでしょう。
お楽しみの飾り付け。クリスマスや誕生会、普段の食事など、場面に応じて好きなデザインの串やピック(楊枝)で、自由に彩ってみてください。
お料理のポイントは、バゲット(フランスパン)をやや強め、焼き色がつく程度に焼くこと。上に載せた具材の水分がしみ込まず、パリッとした食感を味わえます。クリームチーズは、使用する少し前に冷蔵庫から出しておくと扱いやすいです。
【彩りピンチョス】
〈材料〉
アボカド(皮をむき種を取る)
1個
クリームチーズ 70㌘
玉ネギ(細みじん切りにして水に
さらす) 50㌘
レモン(縦4等分に切ってスライ
ス) 2分の1個
レモン汁 小さじ2分の1
かに缶 小1缶
バゲット(2㌢厚さに薄切り)
8枚
ディル(香草) 適宜
オリーブ油 お好みで
塩、黒こしょう 少々
〈作り方〉
① バゲットはトースターで両面がカリカリになるまで焼いておく。
② ボウルにアボカド、クリームチーズ、レモン汁、水気を切った玉ネギを入れてフォークで潰しながらよく混ぜ、塩、黒こしょうで味を調える。
③ ②を8等分に分け、①のバゲットに載せる。缶詰から出して水気を軽く切ったカニをレモンとともに串で刺してディルを飾る。出来上がったピンチョスに、お好みでオリーブオイルを適量かけてもよい。