豚のみそ焼き丼
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甘辛いみそだれがたっぷり絡んだ豚肉でご飯がすすむ、豚のみそ焼き丼をご紹介します。稲刈りも終わり、新米がおいしい季節にぴったりのメニューです。
豚肉とみそは相性がばっちりな食材。まず豚肉とみそを一緒に調理することで、発酵食品であるみそに豊富に含まれる酵素が豚肉のたんぱく質を分解し、豚肉を軟らかくします。その他にも、大豆に含まれるうま味成分のグルタミン酸によって、豚肉のうま味がアップしたり、みそ固有の香りによってお肉の気になる臭みをとってくれたりと、うれしい作用がたくさん。また、みそは油を吸着するため、豚肉など油の多い食材と一緒に調理すると、仕上がりが脂っこくなくなるのが特徴です。
みそにはサポニンという成分が含まれていて、サポニンは血行をよくするほか、免疫力を高くする効果があります。また、抗酸化作用のある脂溶性のビタミンEが多く含まれているため、油と一緒に摂取すると吸収率がアップします。だんだんと空気が冷えてきたこの時期には、みそを使った料理で風邪に負けない体をつくりましょう。
お料理のポイントは、最後にのせるのりをもんでから使うことです。もむことでのりの香りがたち、食材とも絡みやすくなりますので、ぜひ試してみてください。
【豚のみそ焼き丼】
〈材料〉
豚肩ロース 100㌘
小麦粉 適量
サラダ油 大さじ1
ご飯 茶碗2膳分
のり 適量
◎みそだれ
水 大さじ3
みそ 小さじ4
砂糖 大さじ1
しょうゆ 小さじ1
〈作り方〉
①豚肉の赤身と脂身の筋を包丁で切り、両面に小麦粉を適量まぶす。
②◎みそだれの材料をボウルに混ぜ合わせる。
③フライパンにサラダ油大さじ1を入れて強めの中火で熱し、①の豚肉の両面をこんがり焼く。
④③に②のみそだれを回し入れ、絡めながら焼く。
⑤④を食べやすい大きさに切って器に盛り、のりを散らして完成。