ミルクゼリー&ブドウのコンフィチュール
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岩手のブドウが旬を迎えています。中でも米国種の「キャンベル・アーリー」は耐寒性が強く、育てやすいため、県内で広く栽培されています。コンフィチュールはフランス語で、果実に砂糖を加えて煮詰めた加工品のこと。キャンベルのコンフィチュールは程よい酸味があり、爽やかな味わいです。
抗酸化作用のあるポリフェノールもたっぷり含まれています。瓶などに小分けにし、雑菌に触れる回数を少なくして保存すると冷蔵庫内で半年は持ちます。旬の時期に作り置きすると重宝です。
今回、示した砂糖の分量は、真っ白なミルクゼリーの上で、混ざらずに美しい紫色が保たれる量。そのままでも美味ですが、デザートや料理に幅広く活用できます。活用術は、おいおい紹介します。
【ミルクゼリー&ブドウのコンフィチュール】
〈材料〉
★ミルクゼリー
牛乳 250㏄
生クリーム 50㏄
アガー(海藻から抽出した凝固剤)
6㌘
砂糖 50~60㌘
★コンフィチュール
ブドウ(キャンベル) 200㌘
グラニュー糖 80㌘
〈作り方〉デザートグラス4~6個分
- ミルクゼリーは鍋にアガーと砂糖、牛乳を入れてよく混ぜる。
- 鍋を火にかけ、沸騰してきたら火を止めて、生クリームを加え、さらに、よく混ぜる。
- デザートグラスに注ぎ、冷やし固める。
- コンフィチュールは、種を取り除いたブドウとグラニュー糖を鍋に入れ、水分が出るまで強火にかける。
- 煮立ったら弱火にし、ブドウが軟らかくなるまで30分ぐらい煮る。混ぜたりせず、そのままの状態で火にかけるのがこつ。混ぜないことで色がきれいになる。
- ミルクゼリーに、冷ましたコンフィチュールを飾り付け、出来上がり。
提供:盛岡タイムス