豆腐のピカタ クリームソース
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ピカタとはもともとイタリアの料理で、薄切りにした子牛の肉をバターで焼き、レモン汁をかけたものです。その語源は、イタリア語で「槍の一突き」という意味がある「piccata(ピッカータ)」。フォーク(槍)で一突きして裏返せば焼きあがるほどの薄い肉を使う、ということからこの名前がついたようです。日本でピカタをつくるときは卵液を使うのが一般的ですが、イタリアでは卵液を使わず、小麦粉を付けて調理します。
お料理のポイントは、木綿豆腐の水切りをしっかりとすることです。水切りをすることで、味付けが薄まることや、完成したものが水っぽくなることを防ぐほか、豆腐の水分を抜くことで型崩れもしにくくなります。
今回ご紹介した方法は、お皿の重しを使って紙タオルで水切りをするものですが、他にも熱湯でゆでたり、電子レンジを使ったりとさまざまな水切りの方法があります。特に電子レンジでの水切りは、3分程度で済むため時短にもなりますし、重しをしてレンジで加熱することによってしっかり水分を抜くことができます。ぜひ試してみてください。
【豆腐のピカタ クリームソース】
〈材料〉
木綿豆腐 1丁
溶き卵 1個分
オリーブ油※ 小さじ2
小麦粉 適量
パセリ 適宜
※豆腐用小さじ1と、ベーコン用
小さじ1
◎クリームソース
卵 1個
牛乳 100㏄
粉チーズ 大さじ1
塩こしょう 各少々
ベーコン 2枚
〈作り方〉
①クリームソースをつくる。ベーコンはお好みの大きさに切り、その他の材料は混ぜ合わせておく。
②豆腐を紙タオルに包み、バットなどにのせて傾け、皿2枚ほどの重しを載せて10~15分おき、水けを切る。
③フライパンにオリーブ油小さじ1を熱し、切ったベーコンを入れて弱火で炒める。
④ベーコンの脂が出てカリッとしたら、混ぜ合わせておいたクリームソースの材料を入れ、全体がまとまってきたらすぐに火を止める。
⑤水けを切った豆腐を4等分に切り、小麦粉をまぶす。別のフライパンにオリーブ油小さじ1を入れて熱し、豆腐を溶き卵にくぐらせて焼いていく。焼いた豆腐は皿に移す。
⑥クリームソースを豆腐にかけ、パセリをふって完成。(クリームソースは余熱でかたくなりやすいので注意)