まめまめしい日々のお供に
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近ごろ肉の代替食品としても注目されている大豆。大豆を使った料理は、その栄養価の高さから、肉や魚、卵料理と並んで「主菜」に分類されるそうです。今回は、そんな「ミラクルフード」とも呼はれる大豆をふんだんに使ったお料理を紹介していきたいと思います。
日本人にとって身近な食材の一つである大豆。豆腐や油揚げ、納豆やしょうゆやみそなど、大豆は日々の食生活に欠かせないものの一つになっています。そんな大豆に含まれているたんぱく質の量は、なんと肉に匹敵するほど。大豆を「畑の肉」と呼びますが、大豆に含まれるたんぱく質は、肉や卵に負けないほどに良質なものなのだそうです。ちなみにアメリカでは「大地の黄金」と呼んでいるそうで、「畑の肉」と同じように、高い栄養価を含んでいることが見てとれますね。
そんな大豆に含まれているたんぱく質の栄養価を示す指標を「アミノ酸スコア」と呼ひます。アミノ酸スコアの満点は100で、それに近ければ近いはど良質なたんぱく質といわれています。そして大豆のアミノ酸スコアはなんと100。肉類や卵、牛乳などと同じ満点のスコアです。
一般的に大豆などの植物性たんぱく質は、肉などの動物性たんぱく質よりも体への吸収が遅いといわれていますが、その二つを同時に摂取することにより、どちらか一種類のたんぱく質を摂取するよりも効果的に体内に吸収されるようになります。なるべく大豆は、肉や魚などの動物性たんぱく質と一緒に摂取するようにしましょう。
その高い栄養価のほか、加工の幅広さからも目が離せない食材である大豆。12月も近付き、忙しくなってまいりましたが、ゆっくり食卓に座り、ごろごろとした食感や、腹持ちの良さを実感しながら食べてみてください。満足できること間違いなしです。
【大豆入り厚焼きたまご】
〈材料〉
蒸し大豆 50㌘
卵 5個
だし汁 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
〈作り方〉
①蒸し大豆を荒く刻む。
②しようゆを煮切り、粗く刻んだ
①の大豆に絡める。
③卵を溶き、みりんを加え、②を入れて混ぜる。
③フライパンを温めて、焼いていく。
【大豆入り野菜スープ】
〈材料〉
キャベツ 4分の1個
ニンジン 3分の1本
タマネギ 2分の1個
ベーコン 2枚
蒸し大豆 50㌘
サラダ油 大さじ2分の1
バター 小1個
固形スープの素 1個
塩麹 小さじ1
トマトケチャップ 大さじ
水 1㍑
〈作り方〉
①各野菜、べーコンを1㌢角に切りそろえる。
②フライパンにサラダ油とバターを入れ、野菜を炒める。
③②と水、固形スープの素を鍋に入れ、煮込む。
④③にべーコン、ケチャップ、塩麹を入れて味を調える。
提供:盛岡タイムズ