大葉で梅雨も爽やかに
TOP > 小野寺惠の素敵なレシピ8 > 大葉で梅雨も爽やかに
梅雨に入り、蒸し暑い日も増えてきました。大場の爽やかな風味を生かしたチャーハンです。
大葉は青紫蘇の大きく育った葉の部分を指します。青紫蘇を出荷、販売するときに花穂(穂じそ)と区別するため、そう呼ばれるようになったようです。紫蘇はβカロテンをはじめ、ビタミンB群やミネラルも豊富。薬味以外にも積極的に取り入れたい食品です。すがすがしい香りの成分は、ベリアルデヒドと呼ばれる有機化合物。強い防腐効果や殺菌効果があり、生魚の「つま」としての利用はとても理にかなっているのです。
サケには高たんぱくの上、身の赤い色素には強い抗酸化作用のあるアスタキサンチンを多く含んでいます。サケの赤、大葉の緑の組み合わせは彩に加え、栄養や効能の上でも梅雨にお薦めのレシピと言えるでしょう。
サケを焼く前に酒を振りかける一手間が、身をふっくら、おいしく仕上げるこつです。
【サケと大葉のチャーハン】
<材料> 4人分
温めたご飯 4杯分
サケ(甘塩) 2切れ
シイタケ 3枚
大葉 20枚
長ネギ 大さじ3
酒 適量
塩 適量
サラダ油 大さじ2
塩・コショウ(A) 少々
酒(A) 小さじ2
薄口しょうゆ(A) 小さじ1
<作り方>
- シイタケはみじん切り、大葉は千切り、長ネギはみじん切りに。調味料(A)はよく混ぜておく。
- サケに酒を振り、グリルで焼いて熱いうちに表面の脂をペーパーでふいて冷ます。
- サケの骨を取り除いて1センチ角にカットする。
- サラダ油(分量外)を薄く塗ったしゃもじで温めたご飯をほぐし、広げて水分を飛ばす。
- フライパンを十分に熱してサラダ油を入れ、弱火にして長ネギを炒める。
- 長ネギがしんなりしたら強火にしてシイタケを加えて炒める。
- ご飯を加え、フライパンが火から離れないよう返しながら、軽く押え広げるように炒める。
- ご飯がばらばらにほぐれたら調味料(A)を鍋肌から加え、全体に混ざるように炒めて塩で調える。
- 火を止めて大葉半量を加え、ひと混ぜしたら器に盛って残りの大葉の半量を散らす。
提供:盛岡タイムズ