祖母のひすい煮
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宝石の翡翠(ひすい)をイメージした美しいおもてなし料理。主人の祖母に初めてあいさつに伺った時、ごちそうになった料理です。だしのうま味が、エビやグリンピースを引き立て上品な昧わい。難しい調理法ではないので、普段の食卓にも取り入れやすいはずです。
緊張で体調が優れなかった私のために、消化の良い料理を準備してくれた祖母。見た目の華やかさもさることながら、客の体調を気遣い、口当たりの良い料理を即座に準備できる人としての器の大きさに心打たれました。私が本格的に料理を学ぼうと決心した思い出の一品です。夏は冷たいスープとしてもおいしくいただけます。
【エビとグリーンピースのひすい煮】
<材料> 4人分
エビ 300㌘
グリンピース 200㌘
塩 少々
片栗粉 大さじ2分の1
おろしショウガ 適宜
薄口しょうゆ(A) 20㏄
みりん(A) 20㏄
だし(A) 300㏄
<作り方>
- エビは殻と尾を取り除き、背わたも取る。塩を少々振って、もんだら水できれいに洗う。ざるにエビを並べ熱湯を回しかけ、一ロ大に切っておく。
- 片栗粉大さじ2分の1を同量の水で溶いておく 。
- 鍋にエビと(A)の合わせ調味料を入れて火にかけ、煮立ったら弱火にする。エビに火が通り、色が変わったらグリンピースを加える。
- グリンピースが指でつぶせるぐらい軟らかくなったら②の水溶き片栗粉を加えて混ぜる。
- とろみがついたら火を止めて器に盛り、おろしショウガを載せる。
提供:盛岡タイムズ