ワカメをぬたドレッシングで
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「饅(ぬた)」とは「饅膾(ぬたなます)」の略称で、一般的には酢とみその合わせ調味料で味付けしたあえ物を指します。みそのどろりとした見た目が沼田を連想させるため、この名が付いたと言われています、文献から室町時代末期までには調理法として成立していたようです。
ぬたは特にネギやノビル、ギョウジャニンニクといった硫化アリルを臭み成分に持つ植物と相性がいいことで知られています。臭みを取り、殺菌効果も高いので、新型コロナウイルス感染症が心配されている中では、お薦めの料理です。今回は、ぬた風に酢みそドレッシングで爽やかなサラダにしました。
旬を迎えた三陸産ワカメはミネラルが豊富で、健康のためにも積極的に食べたい地場産品。ぜひ活用してほしいと思います。
手軽さと彩を考え、ゆで卵を使いましたが、マグロやイカといった魚介類、鶏肉などを加えても美味です。わが家の味を工夫してください。
【ワカメとこんにゃくの酢みそサラダ】
<材料> 4人分
ワカメ 30㌘
こんにゃく 2本
ゆで卵 2個
ワケギ(万能ネギでも可) 1束
※ドレッシング
酢 大さじ3
白みそ 大さじ2
ごま油 大さじ1
塩 少々
練りからし 小さじ2分の1
<作り方>
- ワカメは冷水でもどし、一口大に切る。
- こんにゃくは下ゆでし厚さ5ミリ、幅2センチに切る。
- ワケギはさっとゆで、長さ5センチに切る。
- ゆで卵は4等分のくし切りにし、さらに半分に切る。
- ドレッシングの材料をよく混ぜ合わせる。
- カットしたワカメ、こんにゃく、ゆで卵、ワケギを彩りよくあえて器に盛り、食べる直前にドレッシングをかける。
提供:盛岡タイムズ