油淋鶏とゴボウのごま酢あえ
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今回は、サクサク食感の油淋鶏と、栄養満点のごぼうのごま酢あえをご紹介します。
スーパーなどでもよく見かける油淋鶏ですが、その名前の意味をご存じでしょうか。油淋鶏の「油」と「鶏」は字のままの意味で、「淋」という字には「かける」という意味があります。つま油淋鶏とは、「鶏に油をかけて揚げた料理」という意味になるのです。日本では骨なしのものがオーソドックスですが、本場中国では骨がある油淋鶏が多いそうですよ。
油淋鶏のレシピのワンポイントは、かたくり粉を使用すること。からくり粉を使って揚げることで、サクサクとした食感を楽しむことができます。
もうひとつ、ごぼうのごま酢あえのレシピにもワンポイント。あえ衣を作る際、ごぼうのゆで汁を捨てずに使いましょう。ゆで汁を使うことで溶けだしたごぼうの風味が加わり、お料理がさらにおいしくなります。
ごま酢あえに使われている黒ごまは、たんぱく質やビタミンE、カルシウムなどが豊富に含まれている健康食品です。また、黒ごまの成分の半分以上を占めている脂質は、コレステロール値の低下に効果があるといわれています。黒ごまの旬は秋。多めにかけて召し上がってみてください。
【サクサク衣の油淋鶏】
〈材料〉
鶏もも肉 2枚
ねぎ(みじん切り)
白い部分1本分
薄力粉 大さじ1
かたくり粉 大さじ5
揚げ油 500ml
◎A
紹興酒 大さじ1と3分の1
しょうゆ 大さじ2
白こしょう 小さじ2分の1
しょうが(すりおろし)小さじ1
にんにく(すりおろし)
小さじ2分の1
◎B
しょうゆ 大さじ2
酢 大さじ1と3分の1
みりん 小さじ2
ごま油 小さじ2
砂糖 大さじ1
白こしょう 少々
一味唐辛子 少々
【ごぼうのごま酢あえ】
〈材料〉
ごぼう 4本
◎あえ衣
黒すりごま 大さじ3
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ1と2分の1
酢 小さじ2
〈作り方〉
サクサク衣の油淋鶏
①鶏もも肉の皮がついていないほうに4~5カ所切込みをいれてボウルに入れ、◎Aを順に加えて揉みこみ、1時間以上味をなじませる。
②➀に薄力粉とかたくり粉をまぶす。
③フライパンに揚げ油を入れて150度に熱し、②を入れて中火で10分ほど揚げて油をきる。
④ボウルに◎Bを入れて混ぜ、ねぎを加える。
⑤油をきった鶏もも肉を食べやすい大きさに切り、器に盛って➃をかける(あれば器にレタスをしく)。
ごぼうのごま酢あえ
①ごぼうの皮をこそげ、5㌢程度の長さに切る。
②熱湯に塩、酢を各少々加えて➀を入れ、柔らかくなるまでゆでたら熱いうちにしょうゆ少々をふっておく。
③あえ衣をつくる。黒すりごまにほかの調味料と、②のごぼうのゆで汁を少々加えて混ぜる。
④➂に②のごぼうを加えてあえ、器に盛る。