寒いときこそ豆板醤料理を
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2020年も終わりに近づいてきました。師走に入り、皆さんも忙しい日々が続いていることでしょう。そんな寒さもだんだんと本格化してきた今だからこそ食べてほしい、スパイシーなお料理をご紹介したいと思います。
今回ご紹介するお料理に使われている豆板醤は、寒い季節にうれしい魅力たっぷりの発酵調味料です。注目していただきたいのは、豆板醤に含まれているカプサイシンとカプサンチンという二つの栄養素。どちらも豆板醤の原料である赤トウガラシに含まれている栄養素で、カプサイシンには脂肪燃焼効果と食欲増進効果が、カプサンチンには老化や動脈硬化を予防する効果があります。寒さか厳しくなってくる季節ですので、カプサイシンで食欲増進、そしてカプサンチンで冬に頻発するといわれている動脈硬化を防いでいきましょう。
また、カプサイシンとカプサンチンは血流改善に効果的で、冷え性対策にも役立ちます。ですが、どちらの栄養素もとりすぎるとその効果か薄れるほか、豆板醤は塩分量が多い調味料ですので、食べ過ぎには気を付けましよう。このお料理はそのままおかずとして食べるほかに、生春巻きの具材にして食べるのもお薦めです。かためにゆでた春雨の歯ごたえと、ピリッとした豆板醤の辛さ、そしてたっぷりのカレーの風味にやみつきになること間違いなし。寒い冬だからこそこのスパイシーなお料理を作って、師走の風に冷え切った体を芯から温めてはいかがでしようか。
【ひき肉と舂雨のカレーサラダ】
〈材料〉
豚ひき肉 200㌘
春雨 50㌘
きゅうり 1本
トマト 2個
にんにく 1かけ
卵 2個
ごま油 適量
〈調味料A〉
酒 大さじ3
しようゆ 大さじ3
カレー粉 大さじ2
豆板醤 小さじ1と2分の1
塩 適量
こしょう 適量
〈調味料B〉
酒 大さじ1
カレー粉 小さじ2
〈作り方〉
①春雨をかためにゆでて水洗いし、食べやすい大きさに切る。
②ひき肉は、沸騰した湯に入れてさっとゆでる。
③熱したフライパンにごま油を入れて、みじん切りにしたニンニクを炒め、②を炒め合わせる。
④③に調味料Aで味をつける。
⑤きゅうりは千切り、トマトは薄切りにする。
⑥春雨と野菜、ひき肉をよく混ぜ合わせる。
⑦煎りたまごをつくり、調味料B と共に⑥に盛り付ける。
提供:盛岡タイムズ