冷たいタマネギのファルシー
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タマネギは北海道が全国の半分以上を生産しています。次いで佐賀県、兵庫県、愛知県が続き、上位4地域で全国の約80%を賄っています。上位の4地域で作られるタマネギは、栽培時期がうまくずらされているので、1年通して新鮮なタマネギが全国に流通します。春から初夏にかけて出回っているタマネギは主に佐賀県など九州で収穫されたもの。貯蔵しないタイプで、生で食べるのに適した新タマネギは愛知県産が多いようです。
岩手のタマネギ栽培は秋に苗を植えて翌年の6~7月頃に収穫する「秋まき栽培」が中心ですが、端境期に当たる8月に収穫できる「春まき栽培」も試みられています。
ファルシーは仏語で「詰め物をした」という意味。野菜などをくり抜いて具を詰めた料理を指します。タマネギは独特の辛みが特徴ですが、加熱すると、とろけるような甘みが生まれ、ファルシーにもぴったり。酸味のあるトマトや塩味が効いた生ハムとの相性は抜群です。冷たくして、夏のおもてなしに、どうぞ。
【冷たいタマネギのファルシー】
〈材料〉3人分
新タマネギ 3個
トマトジュース 100㏄
イタリアンドレッシング 15㌘
バジルの葉 適量
粉チーズ(エダムチーズ) 適量
ゲランドの塩 適量
生ハム 6枚
トマト 小1個
〈作り方〉
- 新タマネギは皮をむき、上と下を切り落とし、中身を少しだけ抜く。耐熱容器に載せ、ラップをふわっとかけてレンジで6~8分加熱する。
- 粗熱が取れたら、そのまま冷蔵庫に入れて冷やす。
- トマトは粗みじん切りにし、ボウルに入れてイタリアンドレッシングと合わせ、冷蔵庫で冷やして置く。
- 新タマネギのくり抜いた部分に③のトマトを入れる。
- 器に冷たいトマトジュースを敷き、生ハムを広げる。その上に、トマトを詰めたタマネギを置き、バジルの葉を飾る。仕上げに粉チーズを振り掛ける。
提供:盛岡タイムス