イチゴたっぷり杏仁豆腐
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盛岡は水がおいしいことで知られています。青龍水、大慈清水、御田屋清水など湧き水も豊富。水のおいしさがうまい豆腐を生み、毎日のように食べる習慣が生まれたのかもしれません。
「杏仁豆腐」は、もともとは中国の薬膳料理。ぜんそくなどに薬効のある「杏仁」の苦みを消し、甘くして服用しやすくしたのが始まりと言われています。中国の水はカルシウムやマグネシウムが多く溶け込んだ「硬水」のため、杏仁豆腐も固め。逆に日本の水のほとんどは「軟水」で、プルプルとした口当たりの良いデザートを作るのに向いています。
旬を迎えた地場産イチゴをたっぷり飾り、爽やかな酸味と甘いミルクのハーモニーを楽しんでください。
【イチゴたっぷり杏仁豆腐】
〈材料〉(4~5人分)
牛乳 250㏄
水 50㏄
生クリーム 100㏄
杏仁霜 20㌘
グラニュー糖 35㌘
粉ゼラチン 6㌘
冷水 30㏄
アンズ酒 20㏄
★シロップ
グラニュー糖 30㌘
水 120㏄
〈作り方〉
- 冷水にゼラチンを振り入れ、冷蔵庫に入れて10~15分ふやかす。
- 杏仁霜とグラニュー糖は、混ぜ合わせておく。
- 鍋に牛乳と水を入れ、中火にかける。フツフツと煮立ってきたら②を加え、よく混ぜて溶かす。火から下ろして60~70度に冷まし、ふやかしたゼラチンを加えて溶かす。
- こし器でこしながらボールに移し、ボールの底に氷水を当てながら冷ます。生クリーム、アンズ酒を加え、緩くとろみがつくまで混ぜる。
- 型に流し入れ、冷蔵庫で2~3時間冷やし固める。
- シロップの材料を鍋で煮詰め、滑らかに溶かして冷ます。
- 出来上がった杏仁豆腐にイチゴを飾り、シロップをかける。
提供:盛岡タイムス