カボチャの甘酒蒸しまん
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冬至は1年で最も昼が短い日。この日を境に再び太陽が力を取り戻し、日の長さが増していくので、運も上向くと言われています。
一説によると、冬至に「ん」の付くものを食べると「運」が呼び込めるということで、ニンジンやダイコン、そして南瓜(なんきん、カボチャ)を食べる風習が生まれました。カボチャはビタミンAやカロテンが豊富。旬は夏ですが、長期保存が利くため、冬に栄養を取るための先人の知恵でしょう。甘酒も「飲む点滴」と言われるほど栄養が豊富。子どものころ、祖父母とこたつで温まりながら、飲んだ思い出があります。蒸しパンは、岩手でおなじみの「がんづき」の作り方を応用しました。甘酒とカボチャ、ダブル効果のおやつで、この冬も元気にお過ごしください。
【カボチャの甘酒蒸しまん】
〈材料〉カップケーキ型5~6個
★生地
甘酒 100㏄
薄力粉 100㌘
ベーキングパウダー 2㌘
重曹 2㌘
水 大さじ1
卵 1個
★フィリング
カボチャ 200㌘
きび砂糖 50㌘
塩 1㌘
シナモンパウダー 1㌘
溶けるチーズ 50㌘
〈作り方〉
- カボチャは種と皮を取り、3~5㌢角くらいに切る。ふかして軟らかくし、フードプロセッサーに入れ、きび砂糖と塩、シナモンパウダーを加えて滑らかにする。
- 卵をもったりと泡立て、甘酒を入れて混ぜていく。
- ベーキングパウダーと重曹をよく混ぜて水を足し、泡だった状態のまま②と混ぜる。
- 薄力粉を加えて、なるべく泡をつぶさないようさっくりと混ぜ、カップ型(湯飲み茶わんでもOK)に2㌢ぐらいの高さまで入れる。その上に①のカボチャと溶けるチーズを入れ、さらに、生地をカップの7~8分目まで足し入れる。
- 蒸かし器で12~15分蒸す。
※水分が多いカボチャだとフィリングがまとまりにくくなります。実がホクホクとした地物カボチャをお薦めします。
提供:盛岡タイムス