盛夏のおぼろ豆腐
TOP > 小野寺惠の素敵なレシピ3 > 盛夏のおぼろ豆腐
豆腐の消費量が全国トップクラスの盛岡。盛岡は良質な軟水に恵まれているため、口当たりの滑らかな、おいしい豆腐ができます。豆腐の原料の大豆は「畑の肉」と言われるように、たんぱく質や脂質が豊富。肉類は栄養価が高い反面、悪玉コレステロールの原因にもなりやすいのです、豆腐は含まれる成分の働きで、血管に付着するコレステロールを低下させ、血圧上昇を抑制する効果があると言われています。このため、脳卒中や心筋梗塞を予防する食品としても注目を集めています。
大豆のままでは消化があまりよくありませんが、豆腐になった場合の栄養素の吸収率は90%以上。老人食や離乳食はもちろん、暑さで食欲が落ちているときにも、お薦めです。
おぼろ豆腐は、にがりを加えて圧縮する前のかたまりかけの豆腐。全ての豆腐の基本と言われ、おぼろ豆腐がおいしい豆腐屋さんは、全ての豆腐がおいしいと言われます。
最近は、県産大豆を原料にした豆腐も手に入りやすくなりました。夏バテ防止効果が高い緑の野菜と、ショウガを効かせた、たれを合わせ、たっぷりいただきましょう。
【盛夏のおぼろ豆腐】
〈材料〉2~3人分
おぼろ豆腐 1丁
青ネギ 3本(小口切り)
大葉 3枚(千切り)
三つ葉 3本(3㌢の長さに切る)
ミョウガ 1個(千切り)
ショウガすり下ろし 小さじ1
だし汁 大さじ4
しょうゆ 大さじ1と2分の1
〈作り方〉
- だし汁としょうゆを鍋に入れ、ひと煮立ちさせ、ショウガのすり下ろしを加え、冷ましておく。
- おぼろ豆腐をざるに入れ、水気を取って器に盛る。
- 薬味となる野菜を豆腐の上に載せる。
- ①のたれをかけていただく。
※酢飯に、市販の赤ジソふりかけを混ぜた、ゆかりご飯と一緒にいただくとおいしいです。
提供:盛岡タイムス