りんごのクラフティ
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旬のリンゴで体も心も温まるスイーツを作りました。リンゴはビタミンや繊維質が豊富。「1日1個
のリンゴで医者いらず」ということわざがあるほど、体に優しい果物です。
子どものころ、母が「喉に良いから」とすり下ろしたリンゴに蜂蜜を混ぜて食べさせてくれました。芯をくり抜いてバターとグラニュー糖を詰め、飴色の焼きリンゴを作ってくれたこともあります。私にとっては、母のぬくもりが思い出される懐かしい果実でもあるのです。
クラフティはフランスのリムーザン地方の伝統菓子。果物入りのカスタードプディングのようなお菓子です。洋風茶わん蒸しのようなイメージで、長ネギやタマネギ、キノコ類、ベーコン、ゆで卵などを具にしても、しゃれた一品になります。具を肉や野菜にする場合は、生地に入れるグラニュー糖を60㌘にしてもいいです。
【リンゴのクラフティ】
〈材料〉
直径21㌢のタルト型1個分
リンゴ 2個
卵 4個
バター 60㌘
牛乳 100㏄
グラニュー糖 120㌘
薄力粉 60㌘
バニラオイル 少々
型に塗るバターと粉 適量
仕上げのシュクレーヌ(バターにすぐ溶けるきめの細かいグラニュー糖)
適宜
〈作り方〉
- タルト型または耐熱容器(キャセロール)にバターを塗り、粉を振って余分な粉は取っておく。
- バターは溶かしておく。
- ボウルに卵を割り入れ、泡立て器でよくほぐす。この中に牛乳を少しずつ加えて混ぜる。
- グラニュー糖と溶かしバターも順に加えてよく混ぜて、バニラオイルを入れて香りを付ける。
- 薄力粉を振るい入れ、泡立て器で手早く混ぜる。
- リンゴの皮と芯を取り、2㍉ぐらいの厚さに切る。準備しておいた型に並べ、生地を流し入れる。
- オーブンの中段、190度で25分焼く。焼き上がりにシュクレーヌを振りかける。
提供:盛岡タイムス