おひなの茶巾ずし
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3月3日は桃の節句。長女が家にいたころは、張り切って、ごちそうを作り、お祝いしたものです。
成長した彼女が「お母さんは、ちゃんと、おひな祭りしてくれたもんね」とつぶやくのを聞き、うれしくなりました。母が娘を思う気持ちを、次の世代にも伝えてほしいと思います。おしゃれな茶巾ずしです。ハートのかまぼこで気持ちを添えましょう。
【おひなの茶巾ずし】
〈材料〉4個分
基本の酢飯 2合
むきエビ 100㌘
酒(A) 大さじ1
砂糖(A) 3㌘
塩(A) 3㌘
ハート型のかまぼこ 8個
三つ葉 4本
いり白ごま 大さじ2
大葉みじん切り 5枚
焼きのり 1枚
薄焼き卵 4枚
花れんこん 適宜
※かまぼこは1枚を薄く開き、ハート型に抜いておく。
※三つ葉はざるに載せ、熱湯をかけ、結びやすくし、水気を切る。
※のりは、さっとあぶって細かく切っておく。
※むきエビは、適量の水に(A)を入れたもので、さっとゆでる。酢飯に混ぜる、エビは刻み、飾り用のエビは、丸ごと取っておく。
〈作り方〉
- 基本の酢飯にごま、大葉、エビをまんべんなく散らし、底から大きく混ぜる。次にのりを全体に散らし、さっと混ぜ、すし飯に。これを1個100㌘で形が崩れないようにしっかり丸める。
- 薄焼き卵1枚を広げ、丸めたすし飯を中央に1個載せる。薄焼き卵ごと持ち上げて逆さにし、口を閉じるようにして、ひだを寄せて束ねる。片手で口を押さえながら、横にして置き、もう一方の手で三つ葉1本を1周させ、少し緩めに結ぶ。きつく結ぶと卵が破れやすい。
- 茶巾を上に向けて置き、卵のひだを開いて形を整える。飾り用のエビとハート型のかまぼこを載せる。器に盛り、花れんこんを添える。
【基本の酢飯】
〈材料〉
米 3合
水 540㏄
※すし酢
酢 大さじ5
砂糖 大さじ3
塩 小さじ2
- 酢を入れたカップに、砂糖、塩を加え、完全に溶けるまで、よくかき混ぜる。溶けにくいときは小鍋に入れて火にかけて温める。風味が飛ぶので煮立てない。
- 米は炊く30分前に研ぎ、ざるに上げて水気を切る。米と分量の水を炊飯器に入れて炊く。
- 炊きあがった、ご飯は熱いうちに飯台に一気に上げ、すし酢をしゃもじで受けながら、全体に回しかけ、切るように混ぜる。
- すし酢が全体に回ったら、うちわであおぎながら、しゃもじでご飯を返すようにして風をあてる。全体を返したら、もう一度同様に風を当てると、すし酢がなじみやすく、つやが出てくる。このときすし飯は触れる程度の温かさ。
- 水気を固く絞ったぬれ布巾をかけ、冷めるまでおいて味を落ち着かせる。
提供:盛岡タイムス