ホウレンソウとイカとエビのあえ物
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大きなイカとエビがごろごろと入った、ホウレンソウのあえ物です。
お料理のポイントは、きちんとエビの下処理をすること。エビに含まれている成分のトリメチルアミンオキシドという成分は、時間がたつとトリメチルアミンという成分に変化します。このトリメチルアミンという成分が魚介類の生臭さの原因になりますので、下味をつける前に忘れずに下処理を行いましょう。下処理をすることで、お料理の仕上がりもアップします。
ちなみに、下処理のあとで手についた生臭さは、塩を手に付けてから洗ったり、ステンレスに触ってから水洗いをしたりすると、効果的に落とすことができます。
今回使用しているイカとエビには、必須アミノ酸の一種であるタウリンが豊富に含まれています。タウリンにはコレステロールや中性脂肪の減退、心臓や肝臓の機能向上、高血圧の予防などに効果があるそうです。
栄養ドリンクに含まれているイメージがあるタウリン。ですが、栄養ドリンクを飲むよりも、イカやエビを食べる方が簡単に多量のタウリンを摂取できるそうですよ。
【ホウレンソウとイカとエビのあえ物】
〈材料〉
ホウレンソウ 300㌘
イカ 150㌘
むきエビ 60㌘
◎下味
塩 少々
こしょう 少々
酒 少々
◎かけ汁
鶏ガラ 大さじ4
塩 適量
ごま油 大さじ2
〈作り方〉
①ホウレンソウはかためにゆでて水にさらし、水気を絞って4㌢ほどの長さに切る。
②イカは飾り切り、エビは下処理※をする。
③②のイカ、エビに下味をつける。
④鍋に少量の油を熱し、イカ、エビをさっと炒めて冷ましておく。
⑤かけ汁の材料を混ぜ合わせ、ボウルでホウレンソウ、イカ、エビをあえる。
※エビの下処理
塩、かたくり粉、水を(どろっとなるまで)適量混ぜ、エビを入れてもみこむ。もみこんだエビは洗い流して水けを拭き取る。