介護食、離乳食にも
TOP > 小野寺惠の素敵なレシピ8 > 介護食、離乳食にも
22日は二十四節季の「冬至」です。1年に最も日が短くなる冬至は、生命が終わる「陰の日」とも呼ばれ、昔は縁起の悪い日と考えられていました。このため、南の温暖な地域で育つ「陽の野菜」の南瓜(カボチャ)を食べ、縁起を担ぐ風習が生まれたそうです。カボチャは緑黄色野菜の中でもカロテンやビタミンが特に豊富。寒い時期に栄養科が高い野菜を取って体を丈夫にし、風邪を引きにくくする狙いもあったでしょう。
今回のレシピは恒例の祖父母を介護していた時期に、よく作りました。息子もまだ離乳食の時期でしたから、4世代のおかずを一度に調理するのに好都合だったのです。しゃぶしゃぶ肉は、ひき肉より、かむ回数を増やすことができます。介護食や離乳食も念頭に薄味に仕上げてありますので、好みで加減してください。
【かぼちゃのとろり肉あん】
<材料>2~3人分
かぼちゃ 4分の1個
豚ロース(しゃぶしゃぶ用) 100㌘
シイタケ 2枚
※あん
しょうゆ 小さじ1
みりん 大さじ1
砂糖 小さじ1
塩 少々
かたくり粉 大さじ2分の1
水 大さじ1
<作り方>
①カボチャは3㌢角の大きさに切って蒸し、器に盛り付けておく。
②鍋にかたくり粉と水を除く、あんの材料を煮立て、シイタケの薄切りを加える。さらに食べやすい大きさに切った豚肉を加え、一口大にほぐす。あくを取り除きながら煮る。
③火が通ったら水を溶いたかたくり粉を注ぎ入れ、とろみを付ける
提供:盛岡タイムズ